STAGE03技術を知る

どんな技術を
持っているの?

色をつくるプロセスにはいくつもの
高い技術が求められます。

ここでは、私たちが日々磨いている
コア技術を紹介します。

調色技術

限られた条件のもと、
お客様が求める色を
再現する技術。

調色とは、色を組み合わせて求める色を創り出すこと。たとえば水色の場合は、白と青を混ぜる比率によって色の濃さを調整したり、そこに他の色を混ぜて明るさを調整したりします。ただし、お客様ごとに扱う素材も求める色も千差万別。国内外から取り寄せる顔料の数だけでも数千に及びますし、製造環境や気候条件が変わるだけでも色は変わってしまいます。加えて、予算や納期にも限りがある。こうした難しい調色作業を自社開発のCCM(コンピューター・カラー・マッチング)システムと当社の技術者たちが培った理論、経験で行っていくのです。

何千種類とある顔料から配合を考え、お客様が求める色を実現できた時はすごくうれしいです。
また、今後のモチベーションにもつながります。

分散技術

顔料をプラスチック中に
均一に拡散し、美しく鮮明な
色を定着させる技術。

プラスチックの色づけに用いられる顔料は、粒子が固まった状態になっています。その状態のままでは顔料をプラスチック中に均一に広げることが難しく、本来持っている着色力や色を活かすことができません。そのために、顔料の粒子をほぐし、再び固まることを防ぐ技術が必要となり、これを「分散技術」と呼びます。日弘ビックスはこの分散技術において、高い評価を得ているだけでなく、この技術を着色以外の用途にも活かし、機能性色材といった高付加価値な製品の開発も行っています。

独自の分散技術を学び続ける面白さがあります。
自分が携わった"色"を帯びた商品を見た時は、大きなやりがいを感じます。

生産技術

品質、コスト、納期の条件を
クリアし、色を製品として
量産する技術。

私たちは、その時代その時代のニーズに合わせた生産シフト体制を整えてきました。生産技術部門では、技術、品質管理、製造の3部門で連携を強化。加えて、生産設備の充実を図り、お客様が求める品質やコスト、納期を達成しています。さらに、生産技術部門では、工程管理や生産性向上、設備計画などの業務を統括し、効率的に生産技術力を向上。私たちの製品である「色」の量産を実現しています。

その時の天候や利用する設備機器によっても、製品の品質は変わってしまいます。
だからこそ、経験を重ね、生産技術をより極めたいです。

たとえば、
塩化ビニル樹脂用着色剤の場合

お客様からの依頼
#STEP 01

調色

物質が持つ性質やコストを含めた条件のもと、お客様の希望通りの色を再現するために、何種類もの着色剤料を組み合わせます。その後、特殊な加工を加えて、仕上げ。その際、分析機器やシステムを使用し、徹底管理します。

#STEP 02

分散

製品に美しい色彩を与えるために、色材である顔料の固まっている粒子を均一に細かくします。次に、粒子が再び固まることを防ぐための安定化処理を施し、それによって顔料の粒子を美しく鮮明に発色させるのです。

#STEP 03

生産

技術部門や品質管理部門、製造部門と連携し、組織の垣根を越えた総合力で、質・量ともに高品質を維持します。製品ごとに工程は異なりますが、分散させた材料を混ぜ合わせ、成型や裁断などを行い、製品化を進めてます。

お客様に納品

さあ、彩先端の挑戦を!

新卒向けエントリー
キャリア向けエントリー

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