社員インタビュー

キャリア入社も活躍!
日弘ビックスの今

社内で活躍しているメンバーが入社を決めた理由、仕事のやりがいと苦労、
今後の目標など、インタビュー形式で紹介します。

※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。
  • Mさん 34歳 2013年入社
    神戸工場 製造グループ 班長

  • Oさん 35歳 2008年入社
    白井工場 品質管理グループ
    サブリーダー

  • Mさん 36歳 2010年入社
    白井工場 製造グループ 班長

  • Kさん 37歳 2020年入社
    静岡工場 静岡樹脂 主任

#01.

介護職から好きだったものづくりに転身
経験がなくても一から丁寧に教えてもらった

Mさん: 34歳 2013年入社
神戸工場 製造グループ 班長

ものづくりへの思いで入社を決意

当社に入社前にはものづくりとは関係のない介護職として特別養護老人ホームに勤めていました。しかし、高校時代から自動車整備士や製造業に興味があり、介護の仕事を行いながら日々、ものづくりがしたいという思いが募っていき、2013年に思い切って転職、派遣会社に入社して当社で働くこととなり、そのまま正社員に採用して頂きました。

班長として教育も重要な役割

現在、神戸工場で製造を担当、プラスチック用の液状着色剤(トーナー)を生産しています。班長として7人の部下を率いながら、2週間先の生産計画を立てたり、納期を守れるように作業指導しています。
つい2週間前と、8ヶ月前に入社した新人メンバーがいるので、その教育も重要な役割です。作業をしながら、同時に教えなければならないので、大変ですが、やりがいを感じています。新しい人がだんだん仕事を覚えて成長していく姿を後ろから見守っているのは楽しいものです。
最近では私が指示を出さなくても自分で考えて判断し、次の作業ができるようになり、頼もしくなりました。
もちろん、まだたまには失敗もありますが、トラブルが起きても強く命令するのではなく、アドバイスして自分で考えさせるように指導しています。

責任を果たすために丁寧に向き合う

一番気をつけて教育しているのは、1つ1つの仕事を丁寧にやること、その工程で気をつけるべきところを伝えるようにしています。30秒ですむような小さな確認を怠ったばかりに後からクレームになり、製品の作り直しになるような大きな問題になることもあります。だから、細かい確認が必要なのです。
私も10年間働いてきて、過去に痛い失敗をしたことがあります。同じような原料だったので油断して確認せずに使ってしまい、クレームになってしまいました。
お客様に迷惑をかけると、自分だけの責任ではなく、周囲の仲間や会社に迷惑をかけることになるので、面倒くさがらず地道に目の前の仕事と向き合うことが大切です。

上司にプライベートも相談できる社風

社内は和気藹々とした感じで、上司も気さくな人が多いので、相談しやすい環境です。残業で上司と2人だけになったときなどは仕事だけでなく家庭のことなどプライベートな相談にも乗ってもらっています。みんな明るくて、風通しのいい職場です。

よいものづくりは仲間でつくる

ものづくりの経験など何もなくこの会社に飛び込みましたが、私自身も一から丁寧に教えてもらい、だんだん1人でできるようになりました。やりたかったことができ、想像と現実のギャップもあまりなかったので、転職してよかったと思っています。介護職には何の未練もありません(笑い)。やはり、ものづくりが好きなのですね。
これからはトーナーの仕事だけでなく、板状に着色剤を加工するバッチ、あるいは品質管理などにも仕事を広げていきたいと思っています。
もし、当社に興味があるならば、元気に挨拶できるような人に来て頂きたいと思います。私は仕事に没入すると、ついつい自分の世界に入りがちで反省していますが、周囲を明るくできるような人ならば、日弘ビックスにぴったりだと思います。

#02.

お客様の求める色が出ているか厳しく検査
製造を止めないように円滑に進めるやりがい

Oさん: 35歳 2008年入社
白井工場 品質管理グループ サブリーダー

高専時代から興味があった色彩分野へ

私は山形県の高等専門学校の化学科出身で、色彩に興味があり、色に関わる仕事がしたいと思っていました。ちょうどそのとき、日弘ビックスの中村貴社長が自ら当校でリクルート活動をされていたので、調色技術に惹かれて2008年に入社しました。その後、後輩たちも何人か入社しています。
現在、品質管理の仕事を任されていますが、これはお客様の求める規格と生産したものが適合しているか調べる役割です。規格というのは主に色です。発注時にお客様から色のサンプルを受け取るわけですが、それと比べてちゃんと調色できているか確認します。

品質を保つ最後の砦を意識

当社ではサンプルに光を当ててその反射波長から色彩を数値化し、着色剤の配合予測まで行うコンピューター・カラー・マッチングをはじめとした測定器があり、それらを使うときもありますが、重要なのは目視です。人の目が一番色の違いを見分けることができます。
もし、そこで不適合と判断すれば、製造現場には申し訳ないですが、戻して修正作業をお願いすることになります。
製品だけでなく、着色剤の原料の検査も行い、万が一不適合品があれば、各現場から回収することもあります。顔料そのものではなく、容器の破損などもあるので、油断はできません。
現在、サブリーダーとして3人の部下と一緒に仕事していますが、コロナ禍の時は急に出社できなくなったりしたので、お互いに仕事をカバーするようにしていました。

最後はチームワークでカバー

品質管理業務は滞ることなく上手く回していくことが肝心です。もし検査がたまると、出荷できず、製造現場を止めることになりかねないからです。しかし、突発的な作業もあり、滞りがちになることもあります。 そのときに検査の優先順位を決めて、製造部門と連絡を取り合いながら、何とか残業もせずに終えることができたときは達成感とやりがいを感じます。
入社以降、ずっと品質管理をやっているので、どのような製品だと検査に時間がかかるか、万が一の時、修正にどのくらいの時間がかかるかおおよそ分かってきたので、的確に優先順位を決め、円滑に回すことができるようになりました。

時短勤務でも子育てと仕事を両立

私は19年9月に育児休暇を取り、21年10月に復職しました。ちょうどコロナ禍で人手不足もあり、職場が大変な状態だったので、あれこれ考える閑もなく、仕事に復帰しました。
子育てと仕事の両立は大変ですが、通常勤務が8時半から17時半に対して、私は時短勤務を認めてもらい、9時から16時まで働いています。周囲の協力も得られて感謝しています。別工場に女性の先輩がおり、私同様育休・復職を経験しているので、相談に乗ってもらうこともあります。
当社では男性社員の育休制度もあるので、今後、女性に限らず男性も同じような立場になれば、安心して働けるように協力して恩返しをしたいと思っています。
当社はフレンドリーな人たちが多く、品質管理検査で修正の必要が生じ、現場に言いづらいときでも、「なぜだ?」とか「困る!」とか反発を受けたことはありません。私ならやり直すのは嫌だなと思うのに、お客様のためにいいものを作るためなら、みんなで協力し合う風土があります。
当社に応募したい人は明るくて元気があれば、大歓迎です。

#03.

トラブルを未然に防ぐことにやりがい
仲間たちとの親密感がうれしい

Mさん: 36歳 2010年入社
白井工場 製造グループ 班長

タイミングと色への興味から入社

前職は窓枠のサッシメーカーで製造現場に4年間ほど勤務していました。ところが、千葉の工場が閉鎖されることになり、別工場に移るか早期退職か迫られ、地元で働きたかったので当社に転職しました。
サッシメーカーでは就職支援会社を通じて、転職先を紹介してくれ、その中に日弘ビックスがあったのです。色を作る仕事と聞き、どんなことをやるのか興味をそそられました。自分の持ってる携帯電話もきれいな彩りで、その顔料を提供するのはおもしろそうな仕事だと思ったのです。
さっそく、白井工場を見学すると、料理を作るような感覚で色を混ぜたり、こねたりしているのが楽しそうで、ここで働きたいと思いました。

トーナーづくりは特殊な職人仕事

現在の仕事はプラスチック用の液状着色剤(トーナー)の製造現場で、班長として7人の部下と共に働いています。トーナーづくりは板状に加工するバッチなどと違って、1人ですべての工程を管理します。材料集めから仕込み、生産、包装、出荷まで担当するのでやりがいがあります。
班長としては作業の優先順位を決めたり、段取りを考えるのですが、実は3年前に初めてトーナーの現場に入ったので、部下の方が経験豊富だったのです。班長というのも名ばかりで、メンバーにいろいろと聞きながらトーナーづくりを学びました。
実はトーナーは手の技を必要とする特殊な職人仕事なのです。複数の着色剤を混ぜて求める色を出すわけですが、練り込むときの粘度は季節ごとに温度・湿度の違いで変化するので、自ら経験して学ぶしかありません。

トラブルを未然に防ぐ仕組みをつくる

当初はトーナーづくりを学びながら、班長として生産計画を立てたり、営業との打合せなどもあって大忙しでした。部下の育成も重要な仕事ですから、今はなるべく私の仕事を振って覚えてもらっています。生産計画なども部下に任せていますが、うまくやってくれています。
いま、仕事でやりがいを感じるのは「トラブルが起きない」ことです。なぜなら、起きないように防止対策をずっと実践しているからで、その成果が現れていることにやりがいを感じているわけです。
過去のトラブルなどを参考にしながら、何らかの異常があれば素早く確認してトラブルにならないように手を打ちます。何よりも同じミスを2度繰り返さないようにメンバーへの意識付けを心がけています。逆に新しいミスがあれば成長の機会と考えて、対策を立てるのがうれしいと感じるほどです。

同じミスを繰り返さないように意識付け

メンバーにいつも伝えているのは何かミスが生じたとき「このままでどうなるか想像してみろ」ということです。すぐに答を言ったり、指示するのではなく、自分で考えさせるようにしています。おかげさまで現在までのところ、大きなトラブルはありません。
白井工場のよさは「狭い」こと。小さいという意味ではなく、仲間たちと近い関係にあって親密感が強いということです。前職の工場は逆に広くて寂しい感じでした。ここでは製造だけでなく品質管理や技術担当にも相談しやすく、分からないことがあれば、すぐに声をかけられます。それが当社のよさであり、強みでしょう。
今は仕事が忙しくて人が足りないので、若くて元気のある人に来てほしいですね。

#04.

大型機械を駆使し、白色顔料専門家に。
よい人間関係がよい仕事をつくる

Kさん: 37歳 2020年入社
静岡工場 静岡樹脂 主任

地元の縁が色彩と出会う

私は静岡県出身で、以前、ガラス製ディスプレイを作る外資系メーカーの静岡工場に8年間勤務し、製造現場を担当していました。ところが、その静岡工場が閉鎖されることになり、早期退職するか、大阪に転勤するかどちらかを選ぶことになり、地元で働きたいと転職しました。
たまたま知人が当社の静岡工場で働いていたことから紹介してもらい、入社することになりました。入社を決めた理由は長い歴史を持った伝統ある会社であることと、見学した静岡工場が新しかったこと、あとホームページがきれいだったこともあります。

難易度高い機械操作を克服する楽しさ

現在の仕事はプラスチック製品向けの白色顔料である酸化チタンの加工を行っています。他の工場では様々な色彩を生み出すための顔料を作っていますが、この工場は特殊で、白色のみ専門で加工しています。
出来上がった製品は、さまざまな分野で使われていますが、特に建材の印刷原反や食品トレイ、農業用フィルムなどで当社が高いシェアを持っています。
酸化チタンの配合量が変わると白色の度合いも変わってくるので、技術担当の作ってくれた配合表に忠実に、注意深く材料を投入します。
大量生産が必要なため、機械も大型で、私は3台の機械を担当しています。建屋の2階に材料の配合場があり、中2階、1階と流れ落ちるように製品ができあがっていきます。モニターを監視しながら、スムーズに機械を動かすのが私の仕事ですが、入社当初は操作が難しくて苦労しました。

色は千差万別、つねに挑戦

機械を安定して動かし、スムーズに製品ができあがってくると一安心で、やりがいを感じますが、一方で時折、上手く製品が流れないことがあります。材料や気温・湿度などの変化に合わせて機械の速度や温度などを調整しないといけないのですが、最初はそれがうまくいかず苦労しました。安定しないまま製品を流してしまうと、最初から作り直しになるので機械の動き始めは緊張します。
品質管理の担当が検査に来るときには今も神経を使いますが、それなりに仕事も覚えてきたので、大きなトラブルなく運用しています。
だいぶ慣れてきましたが、新たに試作品の注文が入ると、原料から見直さなければならないので、先輩たちに教えてもらいながら、頑張っています。現在、私を含めて5人で機械を管理しています。

よい人間関係がよい仕事をつくる

静岡工場は1993(H5)年に塩化ビニール用の白専用工場として建設されたのですが、2018(H30)年に新たに塩ビ以外の汎用樹脂用にも用途を広げた工場棟を建設し、新しいスタートを切っています。私が入社したときもまだ立ち上げ間近で、みんなと一緒に改善活動に参加できたことが楽しかったですね。
静岡工場はみんないい人ばかりで、仕事がやりやすいし、工場長にも新人の頃から親切にいろいろと教えて頂き、感謝しています。入社して以来、つらいとか悩んだということがなく、オープンに何でも言える風土がありがたいです。
働きやすい職場なので、長く勤めることを前提に入社してもらえる人がいればいいですね。いくら教えても辞めてしまっては意味がありません。一緒に長く勤め、日弘ビックスをより良い会社にしたいと思っています。

さあ、彩先端の挑戦を!

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