当社のコア技術
TECHNOLOGY

調色技術

お客様が求められる色
限られた条件の下、
いかに再現できるかが調色技術です。

良質で安価な顔料を国内外のさまざまなメーカーから取り寄せ、
何種類か適切に組み合わせ、特殊な加工を加え、
狙い通りの物性と「色」が実現するように仕上げています。

  • 自社開発のCCMシステムを
    保有
    ベースカラーとの組み合わせにより合理的なカラーリングシステムを構築。これにより当社の最大のウリである小回りを効かした調色対応を可能としています。
    ※ コンピューター・カラー・マッチング
  • 経験豊富な調色スタッフが
    多数在籍
    熟練した調色技術者により、半透明、メタリック、高輝度といったCCMだけではカバーできない調色テーマもこなします。
  • 各種合成樹脂での調色実績
    当社の考える“調色技術”とは単なる色合せでなく、顧客満足の具現化です。各樹脂の特性と最終製品の使用環境を考慮し、品質、機能、コスト面でベストな配合を設計します。

分散技術

分散処理は着色剤の製造に
欠かせない技術です。

プラスチックの色づけに用いられる色の素である顔料は、
一般に粒子が凝集した状態(二次凝集体)で販売されています。
この状態のままでは顔料をプラスチック中に均一に拡散させる事が難しく、顔料が本来持っている着色力や鮮明な発色が期待できません。当社では顔料の選定から、配合設計、加工条件、分散機器などの要因を勘案し、ベストな分散・安定化処理を実現しております。

  • 厳選した顔料の高濃度分散加工
    酸化チタン80%のペーストカラーを業界に先駆けて開発。顔料の高濃度分散によりお客様のトータルカラーリングコストの低減に貢献致します。
  • 調色再現を保証する発色安定性
    再凝集を防止し、長期に渡り安定した分散状態を保持。当社のベースカラーは長期間分散状態を保ち、CCM調色に適した発色安定性を有します。
  • 各種機能材料も分散可能
    顔料のみならず難分散機能材料も微粒子化。分散技術は機能材料の分野にも応用されます。分散・安定化処理でお困りの方は是非ご相談下さい。

塩化ビニル成型物(シート)での発色比較

(透過型電子顕微鏡による顔料粒子の観察)

分散前

二次凝集粒子と一次粒子が混在しており、成型時のせん断により色ぶれを引き起こす原因となります。成型物(シート)表面には色むらや色スジが見られ、発色(彩度)も不十分です。また、粒径の大きな凝集体はフィルム圧延時のフィッシュアイの原因にもなりかねません。

分散後

未分散状態に比べると二次凝集粒子がほぐされ、一次粒子もほぼ同じ大きさの粒径に揃っている事がわかります。適度に分散処理されている事で、成型時のせん断による着色力の変化を抑える事ができます。(発色安定性)

生産技術

Quality(品質)、Cost(コスト)、
Delivery(納期)のQCD三要素
トータルにコーディネートしています。

配合設計の工夫だけでは対応しきれない問題に取り組み、その時代時代のニーズに合わせた生産シフト体制を組み上げてきました。
生産システム工学やプロセス工学等の形式知化された管理手法に加え、長年に渡って積み重ねてきた製造プロセスに関する暗黙知を融合した生産技術力は、当社製品全般に共通する高品質な
モノづくりの原動力となっています。

  • 組織の垣根を越えた総合力
    技術部門、品質管理部門、製造部門との連携を強化し、最先端の技術導入、生産設備の充実を図り、質・量ともに高品質の維持、向上に努めています。
  • 常に「機動性」をコンセプトに活動
    お客様に納入する製品に直結する生産技術は常にイノベーションを求め活動。主力製品である白色ペーストカラーなど、お客様に満足していただける製品を生み出してきました。
  • 生産技術部によるトータル管理
    生産技術部では「工程管理」「生産性向上」「設備計画」をはじめとする改善活動に関するあらゆる業務を網羅。これにより効率的でダイナミックな生産技術力の向上を実現しています。